ロリポップといえば昔からある大手レンタルサーバーです。
その特徴はなんといっても安さ。月額100円からサーバーを持ててしまいます。
筆者は100円の「エコノミープラン」を長らく契約していたのですが、このたび後述の理由で1つ上の「ライトプラン」に変更しました。
その際色々調べたのですが、「ライトプラン」とその上位プランの比較記事は沢山出てきたものの、「エコノミープラン」と「ライトプラン」を比較している記事はあまり見つけられませんでした。
それもその筈、「エコノミープラン」では大人気CMSのWordPressが使えません。
WordPressを利用するならそもそも使われていないのです。
WordPressは使わないけどプラン変更を検討している。でもお金は節約したい。
(いるか分かりませんが)同じような人向けにせっかくなので一筆したいと思います。

新規にロリポップを検討している人も参考にしていただければ幸いです。
エコノミープランとライトプランの違い
そもそも2つのプランで何が違うのかを簡単にまとめてみました。
ちなみにロリポップは2020年8月5日以降、「爆速宣言」とし、全プランのスペックを大幅リニューアルしています。
| エコノミープラン | ライトプラン | |
|---|---|---|
| 月額料金 | 100円 | 250円 |
| ストレージ | SSD | SSD |
| ディスク容量 | 20GB | 100GB |
| 転送量 | 50GB/日 | 100GB/日 |
| ファイル数上限 | 100,000 | 300,000 |
| サーバー | Apache | Apache |
| MySQL5 | – | 1 |
| PHP(CGI版) | ○ | ○ |
| PHP(モジュール版) | – | ○ |
| 独自ドメイン | 50 | 100 |
料金はライトプランが250円となっています(6ヶ月未満の契約だと300円)
ライトプランはエコノミープランに対しディスク容量が5倍、転送量も2倍あります。
PHPはエコノミープランはCGI版のみですが、ライトプランはモジュール版に対応しています。
また、ライトプランはデータベース(MySQL5)を持てるため、上述の通りWordPressを使用出来ることが大きなポイントでしょう。
他にも独自ドメインの対応数やメールアドレスの容量等にも違いはあるのですが、そもそもこの2プランの比較をしている層にはあまり関係ない項目だと思いますので割愛します。
エコノミープランに向いてる人
少なくとも以下条件に当てはまる人がエコノミープランの対象だと思います。
- WordPressを使わない
- PVが5,000未満/日
- 複数サイトを運営しない(精々2サイト迄)
- お金を節約したい
筆者はサイトを公開することを決めた際、ほぼ趣味だったので極力お金をかけたくなく、エコノミーを契約しました。
ロリポップのプランは上位プランにしか変更出来ません。
ライトプランに変更後、やっぱりやーめた、は出来ないのです。
逆にエコノミーで契約後、不都合があった際は上位プランに変更出来る為、新規の人はまずお試しにエコノミープランで契約する、というのはアリだと思います。
スペックも同価格帯の他レンタルサーバーに比べると良い方です。
なにより安いので初めてWEBページを作ってみるといった人にオススメです。
Googleで検索すると「まずはライトプランから」といった記事が出てきますが(そもそもエコノミープランを書いてる記事があまりない)エコノミープランでも「爆速宣言」リニューアル以降はかなりの快適さを保てるようになりました。

エコノミーに限らず「ロリポップは遅い」といった意見はこのリニューアル以前の投稿が多い気がします。
なぜライトプランに変更したか
そうは言ってもPV数が5,000/日を超えるようなサイトや、画像や動画を大量に扱っているサイト、複数のサイトを運営している場合はエコノミーでは厳しい面があります。
筆者はとあるMMORPGの攻略サイト、いわゆる「企業系Wiki」ではない「攻略Wiki」を運営しているのですが、アイテムやキャラクターの画像などを大量掲載しているページで一部画像が読込エラーとなることが多くなってきました。

ページを開くたびに幾つかの画像がランダムに上記エラーになってしまうのです。
サイトを2つ運営していましたが、PV数は約1,000~3,000/日程度であり、1日あたりの転送量という意味ではセーフの筈です。
スクリプトのスリム化や、遅延読込プラグインなども導入してみたのですが根本解決にはならず。
もしかすると1ページあたり転送量(非公開)の制限等がかかっていたのかもしれません。
そこで思い切ってプランを変更することにしました。
広告控えめの趣味サイトなので、大盤振る舞いは出来ず、1つ上のライトプランへの変更です。
アップグレードすることで月額料金が2.5倍になりますが、それでも250円。
他のレンタルサーバーと比較すると、安値と言えるでしょう。
プラン変更の注意
プラン変更の主な注意点としては以下2点です。
- プラン変更後は元に戻せない(上位プランにしか変更不可)
- FTPソフトの情報を変更しなくてはいけない
※旧FTPSサーバー(usersXX.lolipop.jp)の情報を利用している場合
あとはロリポップ公式のFAQ参照。
プラン変更の際の注意点はありますか?
FAQによると「時間がかかる場合がある」と書かれていますが、筆者環境ではものの数分で移行が完了しました。
また、FTPソフトの情報は変更しなくても済みました。
なお、さらなる上位プランへの変更だと、WAFやPHPの仕様変更がありますのでご注意ください。
プラン変更後の結果の比較
プラン変更前と変更後のサイト速度の目安をGoogleのPageSpeed Insightsで測定してみました。
数字が90以上で優れたサイトとして評価されます。
まずは、変更前のエコノミープラン。
| エコノミープラン |
![]() |
微妙ですね…。
悪くはないけど、良くもない…といったところでしょうか。
続いて変更後のライトプランです。
ちなみに測定前にPHPをCGI版からモジュール版に変更しています。
| ライトプラン |
![]() |

遅くなっとるやないかい!
なんと、速度が低下するというまさかの事態。
…まぁ、サイトの速度は測定のたびに多少前後するものです。
何回か試したところ、ライトプランでも80前半の数字が出たので一安心。(?)
これはつまり、ロリポップの2プランで使用されているマシンスペックに大きな差異があるわけではないことと、測定したサイトの構造自体に問題(見直しの余地)があることが考えられます。
じゃあ、プランを変更した意味は無かったのか?、というとそうではなく、上記で書いた画像のエラーは出なくなりました。
これはサーバーのデータ転送量の上限ないし制約が緩和されたことを意味しています。
まとめ
ロリポップのエコノミープランからライトプランに変更し、画像エラーが解消されたことは上々の結果でした。
プラン変更により、データ転送可能量の増加やPHPモジュール版の恩恵は得られる筈なので現時点で何かしら問題が発生している場合は見直しの検討をオススメします。
ライトプランになればWordPressも使えるようになります。
今は使っていなくても、将来は分かりません。
ただし、漠然と「プランを変更したら表示速度が早くなるかも?」といった程度であれば変更は控えた方が良さそうです。
より上位のスタンダードプランやハイスピードプランは別かもしれませんが、ライトプランでは大きな差異は無いと思われます。

以上、ご参考までに。


